私が好きな創作&エッセイ漫画【pixiv編①】

みなさんこんにちは。深瀬です。

本日は私の好きな創作・エッセイ漫画の紹介をしようと思います。

 

ちなみに、今回はpixivに投稿されたものだけに限定します。

理由は、私がかれこれpixiv歴9年になろうとしていることもあり、作品をかなり読み漁っているからです。pixiv本当にいいよね。

ということで、さっそくご紹介していきます('ω')ノ

 


死んで生き返りましたれぽ/村上竹尾

#日記 死んで生き返りましたれぽ その1 - 村上竹尾のマンガ - pixiv

 

筆者である村上竹尾さんが体験された、闘病生活のエッセイ漫画です。

この作品は、なんといっても健康の大切さを感じられ、

また、生きることの意味について考えさせられるものすごい作品です。

 

絵を描くことを仕事にされている村上竹尾さん。

「自分の好きなことを仕事にできた」「自分のやりたかったことだ」という想いが強く、仕事が辛くても、体調を崩しながらも必死に描き続けていたそうです。

しかし、そうした無理が祟ってしまい、

ある日、自宅のトイレで倒れてしまいます。

 

一時は心臓も止まり、ICUから降りてからも容体が急変したり、幻覚が見えたり、ものの見え方がおかしくなったりと数々の困難が起こり、それに立ち向かっていく姿がとても印象的なのです。

 

私生活をないがしろにして、全力で仕事に取り組まれてる方も多いと思います。

そうした仕事中心の生活の中でも、「時々は誰か好きな人と会って、他愛もない話をして一緒に笑ったり、本を読んだり、映画を見たり、音楽を聴いたりして」、そういった当たり前の幸福に触れる時間を大切にしたいですね。

 

私自身も、この作品を読んで、健康の大切さや、そういった当たり前の幸福についてもう一度見つめなおすことができました。

私自身も、ひとつの大きな目標ができると、それ以外のことが見えなくなってしまい、自分の好きなことや人間関係をないがしろにしてしまうクセがあるので、このあたりは結構刺さりましたね…

読んでいて、めちゃくちゃ泣きました。もしかしたら涙を流したい人にもおすすめできるかもしれません。

 

こちらの「死んで生き返りましたれぽ」は書籍版も発売されているので、ぜひ書籍でも読んでみてくださいね。詳細はこちらです↓

www.amazon.co.jp

 

続きまして

全部思い出した話/持山シロ

#オリジナル 【1】全部思い出した話 - 持山シロのマンガ - pixiv

 

こちらも強烈な印象が残る作品です。第50回pixivコミック月例賞で優秀賞にも選出されていますね。

 

この作品を語ろうとするとどうしてもネタバレ要素に触れてしまいそうになるので、少し難しいのですが…、

ネタバレにならない形で語ると、この作品は、

人間の感情の機微や知覚について描くのがめちゃくちゃにお上手です。とにかく表現力が、ものすごいのです。

 

表現が上手すぎるが上に、そういった意味ではかなり生々しくもあります。

この作品も、筆者である持山シロさんの実体験を描いたものだそうですので、実際に体験されたからこそここまでリアルに描くことができるのでしょう。

 

この作品は、全力で生きようとする中での葛藤についても描かれており、その描写が私はものすごく好きでした。この方ほど、生きることに全力を捧げてきた人はそう多くないと思います。

だからこそ、読んでいて「強く生きねば!」と思えた作品でした。

 

また、持山シロさんはお笑いが好きで、作中でもお笑いライブに行くシーンがあるのですが、

そこでのエピソードが、読者を「報われるような気持ち」にさせてくれるのです。

 

辛いことや悲しいことがあっても、

「自分の好きなもの」のおかげで救われることは多いですよね。

そういった「自分を救ってくれる、大好きなモノ」が、作者さんにとっては「お笑い」だったのです。

 

このシーンは、読んでいて本当に暖かい気持ちになれるので大好きです。

内容はとてもシリアスですが、こういった暖かいシーンもある作品です。

 

全部で45話の長編作で、全部読み終わった後には「すっごい映画」を一本観た気分になれます。読む価値がありすぎる漫画ですので、興味のある方はぜひご一読ください…!

 

 

ということで、今回の作品紹介はここまでにします。

おすすめしたい作品はまだまだあるので、また書いていこうと思っております。

 

それでは!